ほとんどのデジタルカメラには、切手サイズのSDカードが使われています。コンパクトフラッシュは、主にSDカードに置き換えられましたが、一部の古いプロ用のDSLRでは未だに使用されています。ほとんどの製造業者は、SDHCとSDXC両方のカードを提供していますが、両者は基本的に同じものとはいえ、転送速度と容量がいくぶん異なります。お手持ちのカメラにとって最適なメモリーカードは、容量、速度、価格のバランスをどうとりたいかによって決まるものなのです。
-
SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-I
本格的に写真を撮るならば、業界大手のSanDiskのExtreme PRO SDXCカードを選んで間違いありません。32GBから1TBまでの幅広い容量と、UHSスピードクラス３の素晴らしい速度が備わるこの小さなカードは、最高のSDカードのひとつであると言えます。
Extreme PRO SDXCカードの特筆すべき特徴は、最大90MB/sという書き込み速度で、カメラでのJPEGおよびRAW高速連写が容易に可能となります。また、170MB/sという高速な読み取り速度により、スピーディーな作業を実現できます。このメモリーカードのデータ処理能力は、RAW形式の写真撮影だけでなく、4K動画の撮影にも適しています。端的に述べるなら、最高に素晴らしいSDカードで、信頼に値するオールラウンダーであり、価格もこのうえなく魅力的ですよ。
-
Lexar Professional Class 10 UHS-II 2000X
Lexarは写真家たちの間で常に人気です。UHS-IIを採用し、最大300MB/sの読み込み速度と最大260MB/sの書き込み速度を実現したこのプロカードであり、今回のリストの最上位に位置付けられました。たとえ最大容量がわずか128GBで、512GBから1TBという競合他社のカード容量に及ばずとも、フルHDや4K動画の撮影にも、高解像度のRAWデータの撮影にも最適です。性能と仕様の面では、後述するSanDiskのExtreme PRO SD UHS-IIとほぼ同等ですが、現在購入可能な最高のメモリーカードのひとつとみて間違いありません。
-
SanDisk Extreme PRO SD UHS-II
SanDiskのUHS-II SDは、最高のメモリーカードのひとつで、最大300MB/sの読み込み速度と最大260MB/sの書き込み速度を誇ります。この仕様は、スポーツや野生動物の写真、報道写真などの連写を必要とする写真家や、4Kの鮮明な映像を撮りたい映像作家に最適といえます。SDXC（容量が拡張された規格）カードもあるため、ストレージ容量も32GBから128GBまでと驚くほど充実していますが、このカードの速度と信頼性はそれにも増して本当に優秀です。
-
Lexar Pro 633x
高解像度の動画を撮影するとなれば、できる限り大容量のデジタルデータストレージが必要となります。最近は、書き込み／読み込みの速度が少し遅くなっているとはいえ、Lexar Professional 633x SDHC/SDXC UHS-Iの1TBという大容量ストレージはやはり魅力的です。ただし、数時間の動画に十分な容量を確保することか、デバイス間の転送速度を最大化することかの、どちらかを選ぶ必要があるでしょう。
